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2010 脱トキオ! 伊勢トリップ。 [伊勢神宮] Vol.2 [好きなトコ]

にょきにょきッこ。

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伊勢神宮:内宮 五丈殿のお屋根の上にニョキ。こ。




伊勢トリップ、早く記事にしないとあの時の感動を忘れてしまいそう、、、(._.?) ン? 

Vol.2は 伊勢神宮 内宮と別宮の月讀宮、倭姫宮へ。

内宮:皇大神宮(こうたいじんぐう)の御祭神は天照大御神:アマテラスオホミカミ。太陽神だね。皇室の御祖神(みおやがみ)であり、私たち日本にすむ国民の総氏神さま。去年訪れた時は、宇治橋が修造中だったけれど、今年はできあがった奇麗なピカピカの宇治橋を堂々渡って。内宮は外宮より敷地が広く、ご正宮までの距離もちょっと長く...。ザッザッザッ、玉砂利の上をひたすら歩いて(このザクザク歩く音は祓いになるそうです)五十鈴川で清め、巨木をくぐり抜けて、ご正宮へ感謝のご挨拶を。

旅、2日目の朝に御垣内参拝を。雨が降っていたので、傘をさして御垣内へ。神官さんの蛇の目傘をさす後ろ姿がとても奇麗だった。傘の和紙(油紙)の香りをかぎながら、とーーい昔にタイムスリップしたような。外宮の神官さんは威厳ある顔で近寄りがたかったけれど、内宮の神官さんは、とても柔らかな表情をされていた。それぞれの宮の特長と、神官さんの特長があっていたので、とても面白かった。御垣内にそびえ立つ御神木は、さらに選び抜かれた神気の宿る巨木で、そばを通るだけでなんとも言えない空気につつまれた。外宮がどどどんなら、内宮はなんだろう、すーっと心地よい風に包まれるような、あー言葉で表現するって難しい。。。

 

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平成25年には新しいご正宮ができます、新御敷地を支える大きな石、籾種石(もみだねいし)。名前の由来はこの大きな石を、五十鈴川の上流から苦労して運び、奉納したのだが、農作業よりこの石を運ぶ為に時間を費やしたため、食料不足になり、とうとう籾種までも食べなければならなくなったからだとか。200年ほど前の話、どうやって運んだのだろうか、どのくらいの人手が必要だったのだろうか、苦労あっていまここに堂々と存在するのだね。すばらしい。


この籾種石を右に行き、御稲御倉(みしねのみくら)を通り 別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)へ。

ご祭神/天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)

 

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「御稲御倉」この中には、祭典の際に神前にお供えされる、神宮神田で収穫された抜穂が納められている。

 

御稲御倉はお米の神様、稲魂が祀られている。ちょうど木々の間からお陽様があたるので、とても眩しく、ケータイで撮ると太陽光の反射で面白い写真が撮れた。失礼にならないよう、ちょっとクンクン香りをかいでみたらば、稲穂の香りがするかなぁ。

この御稲御倉は、ご正宮と同じ神明造(しんめいづくり)。唯一神明造りを間近で見られる建物。

 

さて荒祭宮へ向かう階段途中に、ひょっこり現れますこの石。

00319.jpg 新御敷地を背に荒祭宮にむけて階段を下りますと、、ひょっこり現れます。

荒祭宮へと向かう階段にあり「踏まぬ石」と呼ばれている。天から降ってきた石だそうで、名前の通り踏まぬよう気をつけて歩いてくださいまし。神宮関係者の方のお話によりますと、今は写真のように3つに分かれているけれど、昔は4つに割れていたそうな。。。はて摩訶不思議。

 

もひとつ、荒祭宮の脇に、ひょっこり現れましたのは、鹿さん。 柵もありません、すぐそこに。

ISE0308.jpg よーく見てね、何頭いるかな?(^_^)

いっつも大きな巨木に見とれ、上を見上げながら歩くので、お宮の写真を撮るのを忘れる。。。 

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内宮内、全部お参りして歩くと、だいたい1時間ほど。 最後は、荒祭宮からもうひとつの別宮「風日祈宮」(かぜひのみのみや)へ。

このお宮を参る時は、いつも心地良い風が吹いているのを感じる。そのお宮の名の通り、ご祭神は風雨を司る神とされる級長津彦命と級長戸辺命(しなつひこのみこと、しなとべのみこと)。今回は、宇治橋を渡りながら、素敵な鳴き声の鳥も。あーなんの鳥だろうかと聞く事もできず(えーと宮崎アニメのどこかで聞いた事のある鳴き声なんだけど...) しばしこの場所に佇んでいた。

 

ちょうどこの時は、風日祈橋も新しくかけ直す工事中。完成予定は9月。この状況かなり貴重...宮大工さんの腕前を間近で観る事ができる。トントンと木をうつ音がなんとも心地よい。

+iseP3921.jpg 新しい木の香りが漂う。

風日祈宮はご正宮へ向かう参道のわいわいがやがやとした人波から脇にはずれ、とても静かで心地よくお参りができる。風の音や鳥の声、木々の間からもれる太陽の光、思い出すだけでも、心が安らかになる。

 

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屋根の中央に並ぶ太い木は鰹木(かつおぎ) 。ちなみに内宮のご正宮の鰹木は10本、外宮のご正宮の鰹木は9本。御稲御倉、風日祈宮は6本の鰹木だ。鰹木、その漢字の通り、カツオに似てるから鰹木と言う。平成25年の式年遷宮に向けて、この鰹木も新しく生まれ変わるのですね。選ばれし木々が、また新しいお宮を造るのですね。

 

ise00316.jpg こッこッこっこ、こけーーーっっ! 

内宮内には野放しの鹿やこのりっぱな尾長鶏=神鶏がいらっさいます。鳴き方も上手な鶏、ちょっと微妙な鶏さんといました。いずれにしても神と名がつくだけあり、圧倒的存在感。参拝者の多さなんて物怖じもせず、堂々歩き周る。眠り方にもかなりの存在感。。。つぶらな瞳がうとうと、うとうとと、、、同時に体が急にガタっと傾き、、、それを必死に戻そうと、、、人も鶏も、眠たい時は同じ(-m-) そんな姿に愛おしさを。

 

外宮、伊雑宮、内宮のほか、伊勢神宮の別宮である「月讀宮」「倭姫宮」へ今回初めて参拝した。2つの別宮ともとても静かで、清らかだった。よく来たね〜と言われているような気がして、爽やかな風に吹かれて一人旅のドキドキした感じを和らげてくれた。

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月讀宮(つきよみのみや) ご祭神は月讀尊(つきよみのみこと) 内宮の別宮 バス停中村町から徒歩3分 天照大御神の弟神さま。 この別宮には月讀宮のほか、月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、伊佐奈弥宮(いざなみのみや)も祭られている。四つのお宮が並んでいるのだけれど、お参りする順番がある。((_□_;)ちゃんと調べて行けばよかった、順番まちがったかもしれむ。)

 

TSUKI.jpg 4つの宮に行く途中にこの看板があった。

1→月讀宮 2→月讀荒御魂宮 3→伊佐奈岐宮 4→伊佐奈弥宮の順に参拝を。

 

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月讀宮内にもこんな巨木が。龍のあたまみたい、角のあたりからまた大きな幹の樹がニョキ。

 

倭姫宮(やまとひめみや)ご祭神 倭姫命(やまとひめのみこと) 内宮の別宮 バス停徴古館前から徒歩3分ほど 第11代垂仁天皇の皇女である倭姫宮さま。天照大神を祭る宮を定める為に伊賀・近江・美濃などをまわり、のち伊勢へと。現在の伊勢神宮へと天照大神さまをお祭りし、神職や制度を定め、神道の基礎をつくられた方。

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倭姫宮のある倉田山と呼ばれる地域いったいには、神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)・農業館・美術館・神宮文庫・皇学館大学等がある。この中の式年遷宮記念美術館に行ったのだけれど、なんと貸し切り状態で、ほんとにゆったり静かに、数々の美しい美術品を観ることができた。画は静かにそっと鑑賞したい、と常々思っているけれど、大きな企画展等はほんとに人ひと人で、ゆったり観る事がなかなかできなかったから、ほんとに贅沢な一人旅になって感謝感謝。

 

ji00304.jpg 神宮徴古館入口。

倭姫宮を参拝して、美術館への道をテクテク歩いていると、向こう側から白髪の老夫婦が。そのお二人の会話がとても微笑ましかった。お二人の話題は「KY」だった。お爺ちゃんが、お婆ちゃんに「Kっていうのは、Yっていうのは。。。」「KYは空気読めないって言う意味なんだよ、、、」て。私とすれ違う時、聞かれたら恥ずかしいなという具合で小声になってしまったんだけれど、もう愛おしくてたまらない瞬間だった。

帰りの道すがらもバス停でバスを待っていると、携帯電話の写メや着信音を楽しそうにいじっている中学生2人の女の子がいた。その2人を追いかけてきた先生2人が、彼女達に対して、言葉丁寧に叱っていた。携帯電話は許可無く使用しない、本当に大切な事以外には持たない使用しないと、 持つなら許可を得ると。私が暮らしている東京ではあまり見かけないし、今の時代みんなあたり前に使っているのに、その光景をすごく大事だなと思ってみていた。本当に生徒の事を思って、しっかりしつけをしているんだなと、関心した。ほかにもいろいろ観てきて、この土地(伊勢)は同じ日本の中でも、なんだか特別な所なんだなと実感した。誇り高い。

 

思い出しながら旅の記録や詣ったお宮の歴史を改めて調べてみたりして、改めて今の自分を知る。伊勢に行った時の自分は、知らない場所に一人という環境で緊張しながらも、心に壁が無かった。(都会生活ではストレスを感じる事が多く、自然と自分を外敵から守る為に壁をつくるから、表情もこわばっているだろうな。 )壁が無いから自分からも、そして見知らぬ人からも自然と声を掛け合う。あたり前の事なんだろうけど、すごく心地よい感覚。

伊勢神宮をお参りする度に、さらに今の自分を知る。こちらの自分を知るは、自分のダメさ加減が身にしみる。これからすべき事や、まだまだ足りない事を知る。 神様の前で、それを思い知るのだ。私が一人で無償に行きたくなる定期的な伊勢参拝は、けしてお願いごとを叶えてもらうために行ってるんじゃないなと、再確認。行く度に宿題をもらってくる(自分で探してくる)感じ? 神様の前で恥ずかしくない自分になりたいなと、思う。行く度にハードルは高くなっている気がするよ。

 

ten00414.jpg 締くくりは名古屋でコレね。

伊勢市から名古屋へ戻り、帰りの楽しみはコレ↑さぁ。天むす。千寿の天むす近鉄名古屋駅改札ちかくに、売店がありますよ。 

 

 

cya00416.jpg やっと帰ってきたニャす。と

お留守番が淋しかったのか、旅の為に購入した、おニューなスーツのジャケットもぐしゃっとこのおとり。

長々の旅の記録。行きたいなと思う方の参考になれば幸い。

 

 


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